使い方
- 今のエアコンの「期間消費電力量」か「APF」を入れます。わからなければ、年式と冷房能力(大きさ)を選びます。
- 新しいエアコンの「期間消費電力量」か「APF」を、店頭のラベルやカタログから入れます。「2027年度基準ちょうど」を選ぶと、これから売られる標準的な機種として計算します。
- 地域と使う時間、電気料金の単価を合わせて、本体の価格と工事などの費用を入れると、何年で元が取れるかが出ます。
入力した数は送信しません。計算は、このページの中(ブラウザ)で行います。
計算のしかた
- 期間消費電力量は、JIS(JIS C 9612)で決められた条件(東京・木造の南向きの部屋・冷房27℃/暖房20℃・朝6時〜夜12時の18時間)で、1年間に使う電力量です。
- 期間消費電力量 = 1年間に必要な冷暖房の能力の総和 ÷ APF です。APF から計算するときは、省エネ性能カタログにある冷房能力ごとの総和(2.8kW なら 5,296kWh)を APF で割ります。
- 地域は、省エネ性能カタログの地域係数(20地点、冷房・暖房それぞれ)をかけます。札幌なら冷房0.1・暖房4.4、大阪なら冷房1.4・暖房1.0です。
- 使う時間は、18時間に対する割合をかけています(9時間なら半分)。これは目安で、公式の補正の式はありません。
- 元が取れる年数 = 買い替えの費用 ÷ 1年間の電気代の差 です。故障したときの修理代や、電気料金の値上がりは入れていません。
年式から出す目安について
- 1995〜2019年型の、冷房能力 2.8kW の省エネ型の代表機種の平均(日本冷凍空調工業会の調べ。省エネ性能カタログ 2010年〜2019年版に掲載)を使っています。ほかの大きさは、能力に合わせて増やしたり減らしたりしています。
- 省エネ型の平均なので、安い普及型の機種だったときは、実際の電気代はもっと多く、買い替えで下がる額も大きくなります。
- 古くなると効率が落ちると言われますが、公式の数字はありません。気になるときは「古くなって増えた分」に入れてください(ふつうは 0%)。
2013年3月までの機種の数字について
2013年4月から、期間消費電力量の決め方が新しい JIS(JIS C 9612:2013)に変わり、冷房・暖房の期間が変わりました(冷房 6/2〜9/21 → 5/23〜10/4、暖房 10/28〜4/14 → 11/8〜4/16)。古い機種のラベルの数字と、新しい機種の数字はそのまま比べられず、換算する公式の方法もありません。このページでは、そのまま比べた目安を出しています。
2027年度の省エネ基準
- 家庭用の壁掛けエアコンは、2027年度から新しい省エネ基準(トップランナー基準)になります。冷房能力 2.8kW 以下は APF 6.6、それより大きい機種は 6.84 − 0.21 ×(冷房能力 − 2.8)(5.3〜6.6 の間。寒冷地仕様以外)です。
- 資源エネルギー庁は、「基準を満たさない製品の製造・出荷を禁止するものではない」「今使っているエアコンを買い替える必要はない」と説明しています。
- 資源エネルギー庁の試算(冷房能力 2.2kW で APF 5.8 → 6.6、31.75円/kWh で年約 2,760円の差)は、このページで計算しても同じになります。
冷房能力と部屋の広さの目安
| 冷房能力 | 2.2kW | 2.5kW | 2.8kW | 3.6kW | 4.0kW | 5.6kW | 6.3kW | 7.1kW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 部屋の広さ | 6畳 | 8畳 | 10畳 | 12畳 | 14畳 | 18畳 | 20畳 | 23畳 |
カタログの「6〜9畳」のような書き方は、小さいほうが木造の和室(平屋・南向き)、大きいほうが鉄筋の洋室(中間階・南向き)の目安です。
買い替えの費用の目安
- 標準の取り付け工事:大手の家電量販店で 16,500円(冷房能力 3.6kW 以下)〜23,100円(5.0kW 以上)。配管の延長や、室外機を壁に付ける工事は別にかかります。
- 取り外し:4,400円〜(室外機が地面・ベランダにあるとき)。
- リサイクル料金(家電リサイクル法):パナソニック・ダイキン・東芝は 550円(2026年2月から)、三菱電機・日立・シャープなどは 990円です。ほかに、お店ごとの収集運搬料金がかかります。
よくある質問
電気料金の単価は、どれを選べばいい?
家の検針票の「電力量料金」の単価(再エネ賦課金・燃料費調整を足したもの)がいちばん正確です。わからなければ、家電の目安単価(31円/kWh)で計算します。店頭のラベルの「目安電気料金」は 27円/kWh で計算されています。
元が取れないなら、買い替えないほうがいい?
電気代の差だけで見ると、そうなることがあります。ただ、エアコンの平均の使用年数は約14年で、古い機種は部品がなくて修理できないこともあります。夏や冬に急に壊れると、すぐに取り付けてもらえないこともあるので、時期も考えて決めてください。
データの出典
「省エネ性能カタログ」2010年夏版・2025年版(冷暖房能力の総和・地域係数・部屋の広さの目安・年式ごとの期間消費電力量)、資源エネルギー庁「トップランナー制度(エアコン)」「エアコンの2027年度基準」の解説(2026年4月)。いずれも「省エネ型製品情報サイト」・資源エネルギー庁(経済産業省資源エネルギー庁)のデータを、手元ツールが計算に使えるように加工して作成しています(公共データ利用規約 第1.0版)。年式ごとの期間消費電力量の出所は一般社団法人 日本冷凍空調工業会です。家電の目安単価:全国家庭電気製品公正取引協議会。平均使用年数:内閣府「消費動向調査」(2025年3月)。工事・取り外しの料金:ビックカメラの料金表(2026年10月)。リサイクル料金:家電リサイクル券センター(2026年10月)。